便秘では食事・運動・生活習慣をまずは見直しましょう!

 子どもから高齢者まで、特に女性に多いのが便秘の相談です。特に高齢者では大腸がんの否定が絶対不可欠です。がん検診を受けていない方はまずは病院を受診してください。

 検査を受けた上で、食事・運動・生活習慣の改善をまずはお勧めします。それでも便秘が改善しないようであればお薬を飲むという流れがよいと思います。刺激性の下剤を日々常用していると効果を感じられなくなります。 薬は食事・運動・生活習慣の改善とセットにして、上手に使いましょう。

<食事>

  • 水溶性の食物繊維(こんにゃく、海藻類、果物など)を食べましょう~便が水分を含んで軟らかくなります。便を適度なやわらかさに保つ働きがあります。
  • 不溶性の食物繊維(根菜類、緑黄色野菜、豆類など)を食べましょう~便のかさが増して腸管を刺激します。
  • 乳酸菌が入った食品(ヨーグルト、ぬか漬け、味噌など)を食べましょう~腸内環境が改善します。
  • こまめに水分を補給しましょう……便が軟らかくなります。かといって水分だけどんどん補給すれば良いというものでもありません。 かなりの量の水分は大腸で吸収されるので、適度なやわらかさを保つ便をつくるには食物繊維の力が必要不可欠です。
  • ビタミンE(植物油、落花生、卵黄など)を取りましょう~腸の血の巡りを活発にして働きをよくします
  • ビタミンB1(玄米、ごま、豚肉など)を取りましょう~自律神経を刺激して、腸の働きを調整します


<運動>

  • 便を押し出す腹筋が弱いと便秘につながります。便秘解消のためには運動、特に腹筋を鍛えることがとても効果的です。
  • ウオーキングでおなか回りの筋肉を動かして、腸のぜん動運動を助けましょう
  • おなか回りをマッサージしましょう


<生活習慣>

  • 便意を我慢しないでください~排便を我慢する癖が付くと、便意を感じにくくなってしまいます。腸の動きもストップしてしまいます
  • 仕事が忙しくて休む暇がなかったり、人間関係がスムーズにいかなくてイライラしたり。 こうした日常のちょっとしたストレスの積み重ねが自律神経の働きを乱し便秘につながります。
  • ダイエットや食事制限は控えめにしましょう~食事量が少ないと便のもとが作られません。食物繊維など便秘改善に必要な栄養素も不足しがちになります
  • 自分の便秘のタイプを知りましょう~自分なりの排便習慣や処方薬の飲み方、生活改善の方法を見つけて、便秘を自らコントロールできるようにするのが治療の目標です

気管支喘息はしっかりと時間をかけて治療します。

 気管支は、私たちが呼吸をする際、空気の通り道になるところです。喘息は、主にアレルギーによる炎症によってその気管支が狭くなる病気です。


 喘息の患者さんの気管支には慢性の炎症が起きているため、刺激に対してとても敏感になっています。そして、その気管支に何らかの刺激となるものを吸い込むと、刺激に対抗するためにさまざまな反応が起こります。


 その結果、気管支の粘膜が腫れたり、大量の痰がたまるなどして、気管支の内側が狭まり、せき、ゼイゼイをくり返し呼吸が困難な状態に陥ります。これが喘息発作といわれるものです。とくに、夜間から朝にかけてせきが出やすくなります。


 治療は、発作を起こさせないことが重要です。アレルギーの原因が判明している場合は、その物質との接触を避けることが大切になります。手洗い、うがい等の予防を心がけ、ストレス、過労を避けることが大事です。タバコは禁止です。

 お薬はステロイドと気管支拡張薬の吸入薬が主役です。症状が出ない状態が3~6か月ほど続いたらステロイドだけとして徐々に減量・中止していきます。炎症をしっかりとしずめないでおくと、発作の起こりやすい状態が慢性化してしまいます。


インフルエンザ感染:タミフル予防投薬について

いつ予防投薬をすべきかは一概に言えませんが、家族内や周囲にインフルエンザ感染の人がいたときに予防内服することがあります。僕自身は病棟でインフルエンザ感染が発生したときに感染管理委員会の指示に従って予防内服したことがあります。

予防内服する場合には、当院ではタミフルを推奨しております。


予防投与は保険適応外となりますので、自費となります。予防投与における診察料金は一律4,000円です。

薬剤については、別途調剤薬局で費用がかかります。


予防投与量

(1)成人

 オセルタミビルとして1回75㎎を1日1回、10日間、経口投与。

(2)小児

 オセルタミビルとして1回(2㎎/kg)を1日1回、10日間、経口投与。


 以上の内容を了承の上、予防投与を行って頂きますよう、お願いいたします。ご不明な点がございましたら、クリニックスタッフにお声がけください。

新型インフルエンザとはなんですか?

新型インフルエンザとは、毎年流行を繰り返している季節性インフルエンザウイルスと性質が大きく異なる新型のウイルスによるインフルエンザです。


A型のインフルエンザはその原因となるインフルエンザウイルスの性質が小さく変化しながら毎年世界中のヒトの間で流行していますが、新型インフルエンザでは、この性質が大きく異なり、多くの国民が免疫を獲得していないことから、全国的に急速にまん延します。


通常、インフルエンザウイルスは、ヒトからヒトへといった同種の間で感染します。しかし、インフルエンザウイルスの性質が変わる(変異する)ことによって、今まで、ヒトに感染しなかったインフルエンザウイルスが、ヒトへ感染するようになり、そしてさらにはヒトからヒトへ感染するようになります。新型インフルエンザは、鳥インフルエンザウイルスがトリ・ブタ・ヒトなどの体内で変異することにより発生する可能性が高いと考えられています。


最近では2009年に新型インフルエンザ(A(H1N1)pdm09型インフルエンザウイルス)が発生しました。しかし、世界に流行が拡がり、多くのヒトが免疫を獲得するにつれ、この新型インフルエンザも、季節的な流行を繰り返すようになってきました。新型インフルエンザA(H1N1)pdm2009についても、2011年4月からは、季節性インフルエンザとして取り扱われることになりました。


ハンノキ花粉には要注意!~美味しい果物との意外な関係

ハンノキ花粉には要注意です!


 北海道では道南の一部をのぞき、スギ花粉はとても少なく、春のシラカバやハンノキ、スギから始まり、夏はイネ、秋はヨモギの花粉などが飛散しています。

 ハンノキは積雪の残る 3月から花粉を飛散させます。ハンノキは、シラカバと同じ科に属する植物(カバノキ科)です。シラカバ花粉症の人の中にはハンノキの花粉でも症状が出る人がいます。今年は暖冬の影響でその時期が早まってます。

 ハンノキ花粉症の症状は、スギ花粉症などと同様にくしゃみ・鼻みず・鼻づまりがあり、ほかにも咳やのどの違和感、のどのかゆみなどが特徴としてあります。

 リンゴ、ナシ、ビワ、イチゴ(バラ科)などを食べると、数分後(15分以内)に口の中のかゆみ、のどのイガイガ感などの症状がみられることがあります。これを、「口腔アレルギー症候群」といいます。ハンノキ花粉症の人の約半数にみられるといわれ、ハンノキ花粉の飛散時期に起こりやすいとされています。

 ハンノキ花粉症の人で口腔アレルギー症候群が起こるのは、ハンノキ花粉に含まれているアレルギーを起こすたんぱく質と、リンゴ、ナシなどに含まれるたんぱく質が、とてもよく似ているからです。このような反応はカバノキ科とバラ科果物で多いのです。

 花粉症の対策として、マスク、メガネの着用、衣類についた花粉を払ってから家に入る、帰宅後は洗顔・うがいをして花粉を洗い流す、こまめな換気、洗濯物は室内干しといった対策を心がけてください。

お薬は症状の緩和のため早めに飲み始めることをお勧めします。

睡眠時無呼吸症候群の症状

 睡眠時無呼吸症候群の代表的な症状をご紹介します。

 自覚症状の感じ方や程度には個人差がありますから、寝ている間のことについてぜひご家族にきいてみてください。


<寝ている間>

いびきをかく

いびきが止まり、大きな呼吸とともに再びいびきをかきはじめる

呼吸が止まる

呼吸が乱れる、息苦しさを感じる

むせる

何度も目が覚める(お手洗いに起きる)

寝汗をかく

なんども目を覚まし、トイレに行く


<起きたとき>

口が渇いている

頭が痛い、ズキズキする、頭重感がある

熟睡感がない

すっきり起きられない

身体が重いと感じる


<起きているとき>

強い眠気がある

だるさ、倦怠感がある

集中力が続かない

いつも疲労感がある

集中力・記憶力の低下

性欲がなくなる



 睡眠時無呼吸症候群では、高血圧は2倍、虚血性心疾患は3倍、脳血管疾患は4倍、糖尿病は1.5倍発症する確率が高くなるといわれております。


 上記のような症状が思い当たる方は一度、検査をお勧めします。当院では睡眠時無呼吸症候群の簡易検査を実施することが可能です。