タバコには有害物質が多数含まれており、肺癌をはじめとする様々な病気の原因となります。吸っている本人だけではなく、タバコから流れる煙を吸わされた周囲の人にも病気を引き起こします。
タバコが有害であることをわかっていながらなかなかやめられないのは、タバコに含まれるニコチンに強い依存性があるからです。「脳の病気」です!禁煙外来では、「ニコチン依存症」の治療として、12週間のプログラムに基づいて禁煙治療を行います。
自力で禁煙するよりも禁煙の薬剤を使って治療を受けた方が禁煙できる可能性が2-3倍程度高まります。
今度こそは禁煙したいと思ったら、Web予約あるいは011-522-1020までお電話ください。
早めに禁煙して、疾患を未然に防ぐ必要があります。喫煙は予防できる最大の死亡原因です。
つらいと思われがちの禁煙も禁煙補助薬を用いることで、禁煙後の離脱症状が緩和され、比較的楽に禁煙することができるようになります。
日本では禁煙治療に健康保険が適用されており、貼り薬の医療用のニコチンパッチと飲み薬のバレニクリンが使えます。また一般医療用医薬品としてニコチンガムとニコチンパッチが薬局・薬店にて市販されています。
当院では、患者さんの状況をお聞きして治療を選択しております。まずはご相談ください。
初回の診察で、次の5つの条件を確認します。これらの条件にすべてあてはまれば、健康保険を使って禁煙治療が受けられます。
設問内容 | はい 1点 | いいえ 0点 |
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問1. 自分が吸うつもりよりも、ずっと多くタバコを吸ってしまうことがありまし たか。 | ||
問2. 禁煙や本数を減らそうと試みて、できなかったことがありましたか。 | ||
問3. 禁煙したり本数を減らそうとしたときに、タバコがほしくてほしくてたま
らなくなることがありましたか。 | ||
問4. 禁煙したり本数を減らしたときに、次のどれかがありましたか。 (イライ ラ、神経質、落ちつかない、集中しにくい、ゆううつ、頭痛、眠気、胃の むかつき、脈が遅い、手のふるえ、 食欲または体重増加) | ||
問5. 問4でうかがった症状を消すために、またタバコを吸い始めることがあり ましたか。 | ||
問6. 重い病気にかかったときに、タバコはよくないとわかっているのに吸うこ とがありましたか。 | ||
問7. タバコのために自分に健康問題が起きているとわかっていても、吸うこと がありましたか。 | ||
問8. タバコのために自分に精神的問題が起きているとわかっていても、吸うこ とがありましたか。 | ||
問9. 自分はタバコに依存していると感じることがありましたか。 | ||
問10. タバコが吸えないような仕事やつきあいを避けることが何度かありまし たか。 | ||
合計 |
5点以上で保険適応!
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200以上で保険適応
35歳未満にはこの要件はありません
自己負担が3割の人は、使用する薬にもよりますが、約3ヶ月の治療スケジュールで、1万3,000円~2万円程です。
高い!と思われる方がいらっしゃるかもしれませんが、保険適用なら禁煙外来の受診料は月に3000円から6000円程度です。
1日1箱吸っているあなたのタバコ代1ヶ月分より安いんです!
タバコには、64種類の発がん物質をはじめとする約200種類の有害物質が含まれています。強い神経毒性で喫煙への依存を助長する「ニコチン」、多くの発がん物質を含む「タール」、心疾患のリスクを高める「一酸化炭素(CO)」がその代表です。
禁煙外来では問診や診察の外に、吐いた息に含まれる一酸化炭素濃度を測定します。禁煙を始めると測定値が下がり、効果がはっきりとわかります。
呼気中に含まれる一酸化炭素の濃度は1日に吸うタバコの本数に比例するといわれており、呼気中一酸化炭素濃度測定は、喫煙者に異常が認められる数少ない検査の一つとされています。
基準値は3ppm以下です。20ppmを超えるとヘビースモーカーと診断されます。
禁煙外来成功のポイントは、「治療を中断せずに続けること」です。
途中で、喫煙をしてしまっても、外来を受診してください。一緒に禁煙の方法を考えましょう!
うまくいっていても、最後まで外来を受診してください。最後まで治療を続けることで、より禁煙を継続することができます。
タバコがやめられないのは、タバコに含まれるニコチンの強い依存性が原因です。禁煙外来を受診して、吸いたい気持ちを止めませんか?
今度こそは禁煙したいと思ったら、Web予約あるいは011-522-1020までお電話ください。